ネギといったら(東北と関西の違い)
関西にきたら出汁文化なんでしょとか
お肉といったら豚じゃなくて牛でしょとか
なんとなく知っていることもあったけど
他にも違いはたくさんあります。
関西で東北出身の方にお会いした時に
お母さまに「ネギ買ってきて」って頼まれたから
白ネギを買って言ったらこれじゃないって言われた
という話を聞きました
関西では青ネギをネギというらしい。
東北や関東でネギといえば白ネギ
というか商品名にも白ネギと書かず
ネギもしくは長ネギと表示してあった。
そして白い部分を食べて、
緑の部分は肉の臭みを消すために使ったりする。
なので、東北出身者にネギを買ってきてと言われたら
迷わず白ネギを買ってしまいます。
こちらに来て確かに
九条ネギなどネギの種類も多い。
恥ずかしながらこの話を聞くまで
私は青ネギとワケギは同じだと思っていたのです。
関西の人はワケギを食べる人が多いのだななんて
呑気に思っていたくらい。
しかも東日本ではさまざまなものをワケギとしているらしいです。
そんなわけぎ、実は西日本と東日本で認識が違ってきます。
西日本でわけぎと言えば、先ほどご紹介した広島産のわけぎを指します。地方によっては呼び方が異なり、方言で呼ぶことも。熊本県では「一文字」、大分では「千本(チモト)」、沖縄ではビラと呼ばれています。
一方、東日本では、葉ねぎの株分れが多い品種である分けねぎを、「わけぎ」としています。分けねぎの若摘みをあさつきと言うことも。東日本ではさまざまなものを混在して「わけぎ」としているので、わけぎとねぎの違いは曖昧です。
なんて東日本のおおざっぱなネギの分類。
いままではそれでも良かったのですが
ちょっと調べてみました。
【葱(ネギ)】
ネギはヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類される植物。
①青ネギ(葉ネギ): 九条ネギや万能ねぎなど
→緑色の葉の部分を主に食べるネギ
栽培方は土の中より土の外へ長く成長させ、
よく陽に当てることで緑色の葉の部分を多くしている。
昔から主に温暖な西日本で栽培されてきた。
→白い部分を主に食べるネギ
栽培時にネギの根元に土を盛り、白い部分を多くする。
土の表面よりかなり深くネギが埋まっているので、
陽の当たらない部分は光合成せず緑にはならない。
東日本でよく栽培されてきた。
【葱の仲間】
浅葱(あさつき)
→ヒガンバナ科ネギ属。エゾネギを分類上の基本種とする変種
ネギと比べると色が少し薄く、形もほっそりしている。
味、香りはやさしい。
【葱と玉ねぎの雑種】
②分葱(わけぎ)
→ネギ属に属するネギと玉ねぎの雑種。
見た目はねぎと似ているが、玉ねぎと同じで球根で育つ。
小振りで根の部分にぷくっとした球根があるのが特徴。