日本生態学会の公開講演会(神戸国際会議場)
3月16日に神戸市国際会議場で開催された
日本生態学会の第22回公開講演会
「迫りくる外来生物とのつきあい方」へ行ってきました。
講師の方は個性的な方たちで、とても興味深い話でした。
まず一番初めに講演した講師は国立環境研究所の五箇公一さんです。
外来生物との戦いについてお話していただきました。
早口で(でも聞き取りやすく)話された情報の多さと
わかりやすさと面白さに感動。
しかもサングラスをしていて強烈な方です。
五箇さんは、平成22年8月に国立環境研究所に
直接説明を行ったすごい方なんです。
さすがにその時はサングラスを外したそうです。
http://www.nies.go.jp/whatsnew/2010/guest/20100802/index.html
次いで
「アライグマの脅威について」を兵庫県森林動物研究センター横山真弓さん
「黄色の花(外来植物)の駆除戦略」を首都大学東京の准教授 大澤剛士さん
「福岡県の外来生物問題の現状と取り組み」を福岡県保健環境研究の中島淳さん
からもお話がありました。
皆さんのお話は熱がこもっていて
時間は大幅に延びつつも講師の話は続きます。
北海道大学大学院農学研究院の森井悠太さんの
ナメクジのお話も印象的でした。
天敵が生き物の多様化を促す? – カタツムリとオサムシの攻防をめぐる進化の謎に迫る | academist Journal
そして最後に
兵庫県立大学兼兵庫県立人と自然の博物館の主任研究員の橋本佳明さん
みなさん肩書では想像できないほど
個性豊かな方ばかりで、講演はとても面白いものでした。
その反面、
外来生物の問題は国の問題ではなく
個々の生活にもかかわってくるという
怖さも感じました。