東北女子が関西にお嫁に来ました

アラフォー東北女子が関西へ。「東北と関西」の文化の違いや魅力を綴るブログ

ふたりの間に『広辞苑』

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わが家のバイブル『広辞苑

お互いの言葉にだいぶ慣れたと思っていたのに

一緒に住んだら何気ない会話を

聞き返したり、返されたりの日々。

 

ついこの間は

彼の書いた書道の文字がにじんでいたので

「文字がぶちてるよ」と私が教えたら。

ぶちてるってなに⁉」と彼。

え!標準語じゃないの?これ東北弁⁉

と早速『広辞苑』をひくと

 ……ない。

なにせ標準語だと思って話しているので、

こんなことがしょっちゅうです

 

東北弁(宮城) 

ぶちる:(文字や絵などの)インクや絵の具、墨などが紙ににじむこと。

 

また別の日。

キュウリのゆず和えを食べながら彼が一言

「このキュウリもむないね」

もむないってなに⁉」と今度は私。

と早速『広辞苑』をひくと

……あった。

しかも(上方語)って書いてある。

勝ち負けなんてないのに

負けた気がしてしまう私です。

 

関西弁

もむない:うまくない。不味い。

彼は味がないという意味で使用してました。 

 

 

わが家の広辞苑は第七版です。

初版を予約したので三浦しをんさん書き下ろしの

広辞苑をつくるひと』の小冊子が特典でついてきました!

これが欲しくて予約したんです♪

 広辞苑ができるまで関わった方たちを訪ねたルポエッセイで

現場の熱い思いが伝わってきます。

 

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広辞苑をつくるひと』カバーはこんな感じです

 

このカバーを外すと……

 

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広辞苑をつくるひと』の表紙です

表紙に繊細なイラストが描かれています。

広辞苑内に載っている説明イラストです。

これを書くイラストレーターさんとイラストの監修者のお話も面白い。

広辞苑がますます好きになって、撫でてしまいます。

私の言葉(方言?)が、なるべく広辞苑に載っていますように。